国際線 活性化見通し 石垣空港 9月以降の運航便調整
市議会一般質問
石垣空港の国際線定期便再開に向け、ことし9月以降にチャーター便を運航させる方針で調整を進めていることが28日、分かった。6月定例石垣市議会で大道夏代氏の質問に、嶋田廉企画部長兼DX課長は「9月以降に国際線のスケジュールを順次活性化できると思う」と見通しを示した。
2020年2月を最後に、石垣発着の国際定期便は休止が続いている。ことし2月には石垣―桃園(台北)のチャーター便2往復を運航させたが、定期便再開には至っていない。
嶋田部長は、新型コロナウイルスの収束や先行きが見通せない中で、海外渡航の自粛、検疫の水際対策によって「限られた空港でしか国際線が運航できなかった」とした。水際対策が緩和され国際線再開が可能な状況になり、今春には香港や台湾から就航計画があったものの、長引くコロナ禍の影響による需要変動が「不安定だった」と経緯を説明。それにより、国際線受け入れに必要な保安検査員の確保ができない状況が「具体的な要因」と述べた。
チャーター便、定期便の早期再開に向けて、旅行会社、航空会社、石垣空港ターミナル社、CIQ、保安警備会社と課題の解消と需要創出などに「積極的に取り組みたい」と述べた。
路線活性化へ、ことし2月に続き、まずはチャーター便の運航を目指す。嶋田部長は「旅行需要を見いだせる連休、旧正月、日台プロ野球の交流戦を視野に入れている」と答弁した。
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