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ドローン物資輸送 今夏にも 竹富議会一般質問

6月定例竹富町議会

6月定例竹富町議会

上原―鳩間、1日3便想定

 6月定例竹富町議会(大久研一議長)一般質問は16日、山下義雄、上盛政秀、三盛克美の3氏が登壇した。西表上原―鳩間間(約6・8㌔)の物資輸送用ドローンについて町は国土交通省へ運航許可を申請しており、今夏~秋ごろまでの運用開始を目指している。三盛氏への答弁。(9面に関連、質問要旨)

 町は4月に国交省へ申請を行い、現在最終的な事業スキームを作成している。運ぶ物資は最大7㌔、1日3便、週5~6日の運航を想定。配送料は1回1500円程度で、運航開始後3カ月は無料キャンペーンを実施する予定。運営主体は西表島の事業者と県内の通信事業者。

 小濵啓由政策推進課長は「許可がおりて1カ月後には本格的な運用ができるようになる。具体的な料金体制が決まれば地元に出向き住民説明会を開きたい」と見通しを示した。

 沖縄県が導入を計画している防災ヘリについて、町は導入に賛成の意向を示しており、佐加伊勲防災危機管理課長は「西表島の山岳救助、海難救助に活用するよう県へ要望している」と述べた。山下氏への答弁。

 山下氏は高額なランニングコストの分担や那覇から八重山圏域まで時間がかかることなどに懸念を示し、「デメリットが多いのではないかと感じる。今後の協議で見極め、検討していただきたい」と要望した。

 歯科医師不在のためことし4月から休診状態が続いている町立大原歯科診療所について、町は早期再開に向け管理者と連携し医師確保に努める。上盛氏への答弁。

 同診療所では16年間勤務した歯科医が3月末で退職。管理運営を行う千葉のクリニックが医師確保に向け数人の面談を行っていたが採用に至らず、現在も休診状態が続いている。

 同診療所は歯科検診業務で竹富、黒島、小浜小中学校、古見小、大原小、大原中、大原幼稚園を担当していたが、休診のため、町立波照間診療所の歯科医が対応。全学校で検診が完了している。

 南風原聡子健康づくり課長は全国医療従事者サイトやハローワークで求人募集をかけていることを説明し、「早期の診療再開に向け管理者と情報共有しながら医師確保に務めたい」とした。

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