八重山毎日新聞社

　石垣市は8日、市民が考えるまちづくりやイベントなど市民目線でユニークな事業実現のため助成金を交付する2024年度市民の夢応援プロジェクト「第2回石垣市市民まちづくりプラン助成金交付事業」の募集を開始する。助成額の部門を100万円（採用数1件）、50万円（同1件）、25万円（同2件）に設定。今月11日午後6時半からに市役所コミュニティールームで事業説明会を開催する。募集は5月13日まで。

　同事業は中山義隆市長の4期目公約の一つで23年度に新設された。市民協働のまちづくりの推進や良好な都市環境の形成、地域の活性化を図るため、課題の解決や資源の発掘を含む地域振興・貢献に係る事業を公募する。財源はふるさと納税を活用し、200万円の予算を確保している。

　対象事業は目的にそって公益性があるもので、25年2月28日までに完了させることが条件。前年度は障がい者も楽しめるビーチでの遊泳体験、手話教育普及に努めた人物の映画上映会、産後ママのためのコアトレ、ビーチサイドで楽しむ企画が採用された。

　前回は10万円コースが0件だったため、10万円と30万円コースをひとつにまとめて25万円コースを新設した。庁内と市商工会などのメンバーで構成する審査会で選定する。交付決定は6月上旬ごろ。

　中山市長は「市民みなさまが考えるまちづくり事業のイベントを応援したい。多くの方がプロジェクト参加に挑戦してほしい」と応募を呼び掛けている。

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