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カンムリワシ救護で協定

自然に返すことができず施設で終生飼育されているカンムリワシ=㊨沖縄こどもの国、㊧石垣やいま村提供

自然に返すことができず施設で終生飼育されているカンムリワシ=㊨沖縄こどもの国、㊧石垣やいま村提供

環境省、石垣市、竹富町など8者連携

 環境省沖縄奄美自然環境事務所(北橋義明所長)は、石垣市、竹富町、沖縄市、たまよせ動物病院、どうぶつたちの病院沖縄、石垣やいま村、沖縄こどもの国とカンムリワシの救護や普及啓発活動に関する連携協定を21日、締結した。これまで、カンムリワシの傷病個体の救護体制などは明文化されていなかった。今後は、関係機関の役割分担や個体の所有権・占有権の取り扱いを規定。飼育されている生体を活用した普及啓発活動も推進していく。

 カンムリワシの救護をめぐっては、石垣島で年平均7・4件、西表島では同4・1件の交通事故が発生。2022年3月には、石垣島で1日に3件の交通事故が発生するなど過去最悪のペースが続き「カンムリワシ交通事故緊急事態宣言」が環境省、沖縄県、石垣市などの連名で出される事態となった。

 救護体制の逼迫も顕在化。傷病個体の治療を行うたまよせ動物病院やリハビリを行う石垣やいま村のケージの収容施設も常に満杯の綱渡り状態が続いた。

 観光客などによる過度な接近や生息環境の質的・量的な変化、外来種などとの生息環境や餌となる生物をめぐる競合などが課題となっている。

 協定では救護や治療、リハビリ、各種の普及啓発などで連携を強化し、カンムリワシの保全に努める。

 保護されたが自然に返せない終生飼育個体については、関係機関が協議したうえで適切な施設に収容。所有権・占有権は種の保存法や文化財保護法に基づく手続きを実施したうえで、生体展示を通して交通事故防止など普及啓発に活用する。

  • タグ: カンムリワシ協定
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