3学期給食を無償化へ 児童2491人、生徒1343人分助成
- 2023年12月23日
- 政治・行政
石垣市
石垣市は、食料品価格や物価高騰等で影響を受ける児童生徒の保護者負担を軽減する目的で、市内小中学校3学期分の給食費を無償化にする。国からの交付金が12月定例市議会で認められ、児童2491人と生徒1343人分の給食費を市が助成する。
市の給食は1食あたり児童235円、生徒265円。市は現行で1食あたり小学生59円、中学生66円を補助。保護者負担は、小学生176円、中学生199円となっている。新たに国の2023年度物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用して保護者の負担分をゼロにする。
生活保護世帯の児童生徒、就学援助等の児童生徒などについては、これまで通り給食費無償。3学期分(約50日)で全児童生徒の給食費が無償化される。助成対象は私立海星小学校、八重山特別支援学校、特別支援学級分も含む。
24年1月分以降の給食費を既に納付した保護者については、還付の準備が整い次第、市教育委員会が通知文書を送付する。
12月定例会で決定した補助予算は総額3358万円。市教委は、保護者の負担軽減額がこども1人当たり約9千~1万円と試算する。
今回の措置は限定的で、全児童生徒が完全無償化となると年間約2億5千万円かかるという。市教委は「現段階で来年4月以降も無償化できないか、対象メニューがあれば手を挙げたい」としている。
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