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撤去作業中の座礁船が損傷 油などの流出確認されず

船体中央部で破断された貨物船XIN HAI ZHOU2(第11管区海上保安本部提供)

船体中央部で破断された貨物船XIN HAI ZHOU2(第11管区海上保安本部提供)

 今年1月24日に竹富町浜島沖で座礁し、撤去作業が進められている貨物船XIN HAI ZHOU2(シンハイズー2)の船体が損傷していることが4日、第11管区海上保安本部の巡視船や航空機による確認で分かった。

 船体の損傷は、沖縄地方を襲っている台風6号の影響とみられる。船体中央部が破断し、船尾部が横倒しの状態になっている。

 油や積載されているウッドチップの流出などは確認されていないが、同船の救命艇と同船のものとみられる救命いかだが名蔵湾沿岸に漂着している。

 撤去作業は台風後に再開する予定。被害程度の調査は撤去業者が行うといい、早ければ5日にも現場に出向き、今後の撤去作業やサンゴなどへの影響を調査していく。

 同海域管理者の沖縄県は、船舶会社の代理を務める撤去業者(保険会社)へ地元関係者などに対する説明会を求める方針を示している。

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