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味本番 生産者らPR 「ゴーヤーの日」でイベント

八重山調理師会などが用意したゴーヤのアレンジ料理を楽しむ来店者ら=8日午前、JAファーマーズマーケットやえやまゆらてぃく市場

八重山調理師会などが用意したゴーヤのアレンジ料理を楽しむ来店者ら=8日午前、JAファーマーズマーケットやえやまゆらてぃく市場

 「ゴーヤーの日」の5月8日、JAファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」でゴーヤの消費拡大を図るイベントが4年ぶりに開催された。八重山調理師会が提供するゴーヤのアレンジ料理の試食会や八重山農林高校の生徒による苗の無料配布、数字にちなんだ1本58円の特売が行われ、訪れた市民や観光客らが旬を迎えたゴーヤを堪能した。

 JAおきなわ八重山地区営農振興センターによると、今期の八重山地区全体の生産面積は約5㌶で、収穫量は約200㌧を見込んでいる。このうち同センターゴーヤー生産部会(大泊良克会長、会員28人)では50㌧の収穫を目指しており、現在収穫作業がピーク。生産者によると、例年よりも出来が良く、出荷は7月ごろまで続く予定という。

 同日午前に開かれたイベントのセレモニーで同部会の美里清矩副会長は「ゴーヤはビタミン豊富で夏バテ防止にも良く、県内外でも人気が高い」とPR。昨年11月に部会員全員がエコファーマーに認定されたことにもふれ、「今後も消費者に安心、安全なゴーヤを供給できるよう励んでいく」と意欲を語った。

 JAおきなわ八重山地区本部の石垣信治本部長は「おいしいゴーヤ料理を食べて暑い季節を乗り切ろう」と消費拡大を呼び掛け。八重山調理師会の川平展史会長、ゆらてぃく市場生産者会の東内原辰雄会長もあいさつした。

 試食会では八重山調理師会、県飲食業組合八重山支部の会員らが用意したアレンジ料理12品計1200食がふるまわれた。来店者はつくだ煮や白あえ、酢の物、ポテトサラダのほか、ジャム、ジュース、クッキー、ヨーグルトといったスイーツなどアイデア満載の多彩なメニューを味わった。

 家族3人で訪れた西表美智代さん(60)は「スムージーはフルーティーで飲みやすいし、つくだ煮は食材の味が生きていておいしい。どれも最高」と満喫した様子。普段はゴーヤを食べないという孫の芹澤結音ちゃん(4)もサーターアンダギーを食べると「おいしい」と笑顔を見せた。

 八重山農林高校は4月中旬から全学科の1年生が育てた苗500鉢を用意。農業クラブの生徒20人が配布した。特売ではゴーヤ400本が用意されたが、およそ15分ほどで完売となった。

 同部会が今年度実施したゴーヤ品評会の入賞者は次の通り。(敬称略)

 ▽金賞=美里清矩、大泊良克▽銀賞=多宇辰雄、當銘正人、東内原航太、喜友名朝則、大道保夫

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