医療従事へ意識向上
- 2024年05月19日
- 地域・教育
「看護の日」(5月12日)のにちなみ、医療法人上善会かりゆし病院(境田康二院長)は18日、高校生を招いて「ふれあい看護体験」を実施した。八重山高校3年生の5人が参加し、自身の希望する職種(医師、看護師、臨床検査技師)の実習を通して仕事内容や役割について学んだ。
生徒らは病院の担当部署や注意事項などの説明を受けた後、それぞれが希望する職種の現場を見学、業務も体験した。最後に心肺蘇生法の手順や自動体外式除細動器(AED)の使用方法についてレクチャーを受けた。
小児外科医師を志望する大塚流那さんは「外来での診察の見学や院内を見て回った。実際に使われている医療器具や診察の様子を間近でみることができて、医者になりたいというモチベーションが高まった。患者さんとその家族の心や体に寄り添った医師になりたい」と意気込んだ。
看護師と保健師を志望している翁長あかりさんは「現場でしか知れないことがたくさんあった。(卒業後は)看護を行う上で重要なことを、しっかり現場で身につけられるように基礎を定着させたい。できれば石垣島に戻ってきて看護師をしたいと思う」と目標を語った。
臨床検査技師を志望する西表陽香さんは「ネットなどで情報を仕入れることもあるけど体験を通して知ることの方が多くて、エコーなどを実際に体験してみて臨床検査技師になりたいという気持ちが一層大きくなった。島に戻って尽力できるような人になりたい」と抱負を述べた。
看護部長の長浜久美子さんは「学生さんの将来就きたい職業に医師や臨床検査技師があったので今回初めて体験の中に入れて行った。将来は地元に戻ってきて八重山の人たちのために医療従事者になってほしい」と期待した。
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