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最優秀賞に先島ファーム JA枝肉共励会

第37回石垣牛枝肉共励会で最優秀賞の先島ファーム(中)、優秀賞のサンニ産業(左)、優良賞のジロウ牧場の代表ら=1日午前、八重山食肉センター

第37回石垣牛枝肉共励会で最優秀賞の先島ファーム(中)、優秀賞のサンニ産業(左)、優良賞のジロウ牧場の代表ら=1日午前、八重山食肉センター

共励会でセリを行う購買者ら=1日午前、八重山食肉センター

最優秀賞の枝肉

石垣牛、出品全18頭上物

 第37回JA石垣牛肥育部会枝肉共励会が1日、八重山食肉センターで行われ、出品18頭すべてがA4以上の上物、最高のA5は13頭で73%を占めた。脂肪交雑(霜降り)の基準BMSも最高の12と評価された7頭で全体の39%と高い割合を示した。最優秀賞に先島ファームの雌、優秀賞に㈲サンニ産業の去勢、優良賞にジロウ牧場の去勢、脂肪質賞に㈲南川牧場の去勢が選ばれた。

 セリ前に行われたセレモニーで日本食肉格付け協会九州支所沖縄事業所の土屋嗣人次長は「外観では体形が良く、ロース芯も大きく、バラの厚い迫力のある枝肉が散見された。肉質は全般に光沢がよく、見た目においしそうに見える枝肉が多く見受けられ、生産者の努力がうかがえる共励会」と評価した。

 最優秀枝肉については「ロースの脂肪交雑が細かく入り、モモ抜けも素晴らしい枝肉だった」とたたえた。同賞を受けた先島ファームの内田学代表は「雌を肥育して毎回出品しているが、最優秀賞は初めて。去勢にも負けない良い牛ができた。モモ抜けが素晴らしいと評価されたことが非常にうれしい」と喜び、「肥育担当者の伊波正勝場長が手塩にかけて育てたおかげ」と感謝した。

 同ファームの出品牛は枝重520・0㌔で平均値490・9㌔を大きく上回った。

 肥育部会の上江洲安生部会長はセレモニーで「本島で行われた離島フェアで石垣牛の精肉が完売するなど県民の注目度は高い。今後も消費者、購買者のニーズに合う牛づくりをモットーに良い牛をつくっていきた」と決意を新たにした。JAおきなわの安谷屋行正専務が前田典男理事長の、知念永一郎副市長が中山義隆市長のあいさつをそれぞれ代読した。

 セリには購買者14人が参加、次々と競り落としていった。最高値は1㌔当たり3400円。販売額183万3600円。平均はそれぞれ3086円、137万923円だった。販売総額は2741万8450円。(額は税抜き)

  • タグ: JA石垣牛肥育部会枝肉共励会先島ファーム最優秀賞
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