ギネス記録達成 石垣島大BBQまつり
石垣市制初の人口5万人を記念して石垣島大BBQまつり(同実行委員会主催)が18日、旧石垣空港跡地の特設会場で開催され、市民らが同時にバーベキュー(BBQ)をした最多人数のギネス世界記録に挑戦し、新たに2220人の世界記録を樹立した。参加者数がギリギリの中、歴史的瞬間に立ち会った参加者たちは、快挙達成を喜び合った。
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イベントは、ことし7月に石垣市の人口が5万人に達したことを祝して、石垣島の優れた農林水産物をPRすることで地産地消を促進し、地域内での経済循環を高める目的で実施。
ギネス挑戦チケットを事前購入した挑戦者たちは、ギネス世界記録公式認定員の寅巴里アイニーさんの合図で、1人につき石垣島産黒毛和牛串1本(100㌘)を網の上で焼いていった。
BBQのルールは▽串を置く▽焦げないように動かす▽焼き上がりの牛串を取る―という一連の作業を1人で行う必要があり、加えて「5分以上焼く」ことが条件。実際に挑戦した人数は2271人だったが、作業を手伝ったり、焼きが甘かったりしたため、51人は失格となった。約60人の監視員がチェックに入り、公式認定員に報告した。
集計の結果、2220人が条件をクリア。ことし2月にメキシコで更新された2184人を36人上回り、石垣市が世界記録に認定された。
牛串を完食後、トラバリーさんが実行委員長の中山義隆市長にギネス世界記録の認定証を贈り、会場は歓喜に沸いた。
中山市長は、農林水産物の売り上げが全国的な景気の低迷で落ち込んでいる状況を元気づけ、人口5万人到達で島の元気を内外に発信していこうという狙いについて説明し、「多くの皆さんに協力いただいて、ギネスに達成できてうれしい」と顔をほころばせた。
ステージではダチョウ倶楽部、八重山カラーガード部、石垣フィルハーモニー管弦楽団、KI―HATなどのパフォーマンスがあった。
当初、ギネス世界記録挑戦は正午から開始予定だったが、記録更新に必要な入場数2185人を上回る人数がなかなか入らなかったため、約50分遅れてスタート。その間、きいやま商店が挑戦者がそろうまで舞台を盛り上げた。当初の目標2500人分のチケットは17日付で完売している。
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