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インフルエンザの感染者が急増中。例年に…

 インフルエンザの感染者が急増中。例年に比べ異例、季節外れの流行に厚生労働省が注意を促している▼若い日の記憶。インフルエンザにかかり、市立夜間救急診療所に駆け込むも長蛇の列。対応するスタッフは市職員、こちらも市職員で顔が知られている。どうやら後回しされ、幼児や高齢者市民を優先して診療中。ここは我慢のしどころと待てど暮らせど名前を呼んでくれない▼39度超えの発熱を訴えれば「自分で解熱剤をお尻に入れてください」とおっしゃる。どうやって? 「そこのトイレで」。ふらふらしながら経験のない解熱剤にチャレンジ。見えないお尻にあれこれ試みるも錠剤はあえなく水の中へポトン。診療所にも自分にも腹が立ってそのまま帰宅した。今どきあり得ない経験である▼ほかにもある。発熱に耐えきれず受診したクリニックで「すぐ効く強い薬を処方して」と懇願。翌朝には全身じんましんで真っ赤。アレルギーなどある訳ないと過信した若い過ち▼得た教訓はただひとつ。かからないこと。一番の予防は現代ならワクチン接種だろう。そこへ小学生の孫の通うクラスがインフルで学級閉鎖との知らせ。駆け付けたクリニックは老若男女でいっぱいで、接種に1時間半あまり要した▼世代を問わず感染するインフル。侮ることなく対策を。(慶田盛伸)

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