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八重山地区中文祭 文化活動を堂々披露

五穀豊穣(ほうじょう)祈願の「ながく節」を歌い舞う与那国中の生徒たち=11日午前、市民会館大ホール

五穀豊穣(ほうじょう)祈願の「ながく節」を歌い舞う与那国中の生徒たち=11日午前、市民会館大ホール

525点が出品された展示の部=11日午前、展示ホール

石垣、大浜、石垣第二が県大会へ

 「文化を語りつぐ結の風 島人の唄 美しい音色を 伝統を 今 奏でていこう」をテーマに2023年度第29回八重山地区中学校総合文化祭(八重山地区中学校文化連盟主催、3市町教育委員会共催)が11日、石垣市民会館で行われた。20校から舞台に535人が出演、展示に作品525点が出品、文化活動の成果を一堂に会して発表した。第23回全国中学校総合文化祭沖縄大会(兼第29回沖縄県中学校総合文化祭)の派遣校も決まった。

 舞台は久部良中の吹奏楽で幕開け。生徒を代表して狩俣心羽さん(竹富中3年)が「文化祭のテーマには、育んでくれる島に感謝しながら、それを大切にしてきた先輩たちの思いを私たち中学生が受け継ぎ、次の世代へつなげたいという思いが込められている」と紹介、「これまで取り組んできた日々やたくさんの思いも舞台に込めて披露する」とあいさつ。

 郷土芸能、吹奏楽、合唱、プレゼンテーション、少年の主張、英語弁論、マーチングなど19校が23演目を披露した。

 このうち、12月9・10日に浦添市内で開催される全国中文祭への派遣対象演目となる郷土芸能には波照間、与那国、黒島、大浜、石垣、石垣第二が出演。前年度の県中文祭ですでに沖縄大会派遣校に決まっている石垣、大浜のほか石垣第二が選ばれた。

 八重山地区中文連の石垣史昭会長(石垣中学校長)は舞台でのあいさつで「全国大会へ八重山から3校が出演するのは快挙。先人たちが紡いできた文化、伝統芸能の奥深さ、それを受け継いでいる皆さんが高く評価された」とたたえ、「八重山の文化を通して交流し、新しい時代・新たな文化を創り上げていく機会に」と期待した。

 展示の部は大ホールロビーと中ホール、展示ホールで行われ、国語(文芸、書道)や社会など10部門の作品が並んだ。

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