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スマムニ普及 任せて しまくとぅば普及センター

しまくとぅば講師養成講座八重山上級の認定を受けた受講者と関係者=28日午前、結い心センター

しまくとぅば講師養成講座八重山上級の認定を受けた受講者と関係者=28日午前、結い心センター

養成講座上級修了 講師に16人認定

 しまくとぅば講師養成講座(しまくとぅば普及センター主催)「八重山上級認定試験」の合格者に対する認定授与式が28日午前、結い心センターであった。受講者23人のうち16人が八重山地域の方言・スマムニ(島言葉)での模擬授業と最終リポートで認定基準をクリアし、認定された。今後、認定者は同センターのしまくとぅば人材バンクに登録され、学校教育の場などでスマムニ普及へ活躍が期待される。

 同センターでは、2018年からしまくとぅば講師養成講座をスタート。沖縄本島で第1期(中部開催)、第2期(北部開催)に続き、2021年度から第3期「八重山開催」が始まった。

 21年度初級、22年度中級の合格者が23年度の上級コースを受講。上級では、4~6月にかけて模擬授業といった実践も含めて24こまを修了した。

 授与式で同センターの狩俣繁久センター長は「3年間の講座を受けてもらい、特に上級はレベルが一段と上がった。テキストや指導案を作り、模擬授業で実際にやってもらった。認定を受け今日で終わりでなく、しまくとぅばの普及のため、これから石垣市内、島の外に出て八重山のスマムニを普及してほしい」と激励した。

 認定を受けたファンライン・エリックさん(47)=石垣市久宇良=は「認定証をもらえてうれしい。スマムニは文法を学ぶ意味でも適しているので、子どもたちにも広がってほしい」と話した。 

 﨑山晃石垣市教育長、石垣市文化協会の新城知子会長も祝福のあいさつを述べた。

 認定者は次の皆さん(敬称略、五十音順)。

 入嵩西千鶴子、上原有代、大松信子、亀井道子、金城綾子、小林さゆり、﨑山律子、瀬名波恵子、田安苗子、當銘朋恵、照屋カンナ、ファンライン・エリック、山根頼子、吉村安史、米田美由紀

  • タグ: スマムニ養成講座
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