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先日、なにげなく自分の手の甲を見た。…

 先日、なにげなく自分の手の甲を見た。細かいしわが無数に広がり、しわくちゃだ。年配の人たちの手や顔にしわがより、年を重ねた年輪のようだと感じたこともあったが、まさか、自身がこうも早くしわがよるとは思ってもいなかった▼筆者も満60歳の還暦を迎えた。若いつもりでいても体の変化は正直だ。しっかりと年相応に変わってきている▼還暦というとひと昔前までは社会では、仕事を定年し、隠居、第二の人生の始まりの年である。先日、同級生の模合の席で年金の話が出た。基準は満65歳からで、これより早く年金を受け取ると減額され、逆に遅いと増額される▼いったい、どっちが得なのだろうか。ある同級生が計算したところ、満77歳で受給年金額が同額になるという。これ以降は、年金受給開始時期により差が出てくるという。この計算が正しいかどうかはさておき、77歳は微妙な年齢だ▼日本人の男性の平均寿命は81・05歳。これから行けば、77歳までは生存している確率が高い。だが、自身がその年まで生きている保証はない。さてどうしたものか、悩むところだ▼先の老人週間で、元気なお年寄りが紹介されていた。筆者も元気に年を重ねていきたい。そのためにも普段の生活から節制をしなければと自戒を込めて思うこのごろだ。(下野宏一)

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