尖閣諸島デジタル資料館が開設 情報発信センターウェブ版
石垣市、年度内に多言語化へ
石垣市は10日、ウェブサイト上に「石垣市尖閣諸島デジタル資料館」を開設したと発表した。2021年12月にユーグレナ石垣港離島ターミナル2階に開設した尖閣諸島情報発信センターで公開している資料などを掲載している。現在は日本語のみだが、英語と中国の多言語化も今年度内に行う予定。
同資料館では尖閣諸島の歴史的資料や自然環境に関する情報、市の取り組みなどを集約し、「尖閣諸島とは」「基本情報」「歴史・文化」「自然と環境問題」「学術調査」「石垣市の取り組み」「写真」「動画」のメニューにまとめた。石垣市のホームページ(HP)や公式LINEなどにも資料館のリンク先を掲載している。
「学術調査」のメニューでは石垣市が21年と22年に行った周辺海域実態調査の結果のみとなっているが、他の機関・団体が過去に行った学術調査についても入手次第追加する。
資料館の開設にはまちづくり支援寄付金(ふるさと納税)の約600万円を活用した。
中山義隆市長が庁議室で会見し、「趣旨に賛同してくれた寄付者に感謝したい。尖閣諸島は歴史的にも国際法上も紛れもなくわが国固有の領土で石垣市の行政区域であることを、市民そして国内外の多くの皆さんに正しく知ってもらうことが重要。今後も情報発信や啓発に取り組んでいく」と述べた。
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