八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

4日の本紙に載った本盛秀生誕100年追悼

 4日の本紙に載った本盛秀生誕100年追悼公演の誘いを感慨深く読んだ▼亡くなって2年余。最期の舞台はいつだったのか、調べてみた。2019年2月10日・石垣市民会館大ホールで開催された第18回発表会「秀風すぃでぃ果報」。六調節を踊る、95歳だったとある▼この元気なら97歳カジマヤー公演も可能ではないかと周りは信じ期待していた。しかしカジマヤー祝いの翌年7月享年98歳で惜しまれ死去▼頭は寝ても覚めても踊りのことでいっぱいとの口癖は有名で真夜中でも所作を思いつくと寝ている夫・故茂さんを起こして踊って見せ意見を求めたとも▼島々村々を訪問、古老から地域の芸能を手ほどきしてもらったり、踊られなくなった踊りは手がかりを探し、ヒントが得られると昔の人ならこう足を運んだのではないか、手はこのように動かしたのではないかなど考察、それらを再構成と称し発表会で披露、その後の創作の糧にしていらした。芸歴60年の歩みと踊りについての思いは「秀風百果報」として出版されている▼本日午後6時から市民会館大ホールで開催される追悼公演では、師匠の代表作、綾蝶、麦ぐるくばーさ、若船などの踊りの合間に、師匠の貴重な映像が数多く紹介される。世果報竹(白保節)ひとつとっても師匠との出会いは命果報。(仲間清隆)

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

関連するニュース

  • 関連するニュースはありません。

ページ移動

キーワード検索フォーム