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職場の安全を確認 労働衛生週間

担当者の説明を聞きながら事業所内を点検する会員ら=4日午前、八重泉酒造

担当者の説明を聞きながら事業所内を点検する会員ら=4日午前、八重泉酒造

出発式では指さし唱和で事故防止と職場環境改善を誓う=4日午前、結い心センター

市内事業所でパトロール

 労働者の健康管理や職場環境の改善などに対する意識を高め、職場の自主的な労働衛生活動を促して労働者の健康を確保することを目的とした第74回全国労働衛生週間(1~7日)に合わせた事業所合同パトロール(沖縄県労働基準協会八重山支部主催)が4日、石垣市内の事業所2カ所で行われ、職場の安全衛生や職員の健康管理体制、作業環境などを点検した。

 パトロールには、同協会八重山支部の会員や八重山労働基準監督署の担当者らが参加。八重泉酒造と西原環境おきなわを訪れ、担当者から業務の内容や仕事の流れなどを聞き取った後、職場内をパトロール。▽安全衛生管理体制や危険業務の種類▽健康診断の実施状況▽健康保持推進や職場環境改善の取り組み―などを確認した。

 パトロールに先立ち、結い心センターで行われた出発式で宮良博文支部長は「職場環境、健康状況など観察してほしい。異業種が集まるのでそれぞれの良いところも見つけて、職場に持ち帰り安全衛生に生かしてほしい」と呼びかけた。

 八重山労働基準監督署の渋谷雄太署長は「県全体では2022年度までの3年間で酒製造業種では8人、産業廃棄物業種では29人が死傷災害に遭っている」と指摘した上で「過去には酒製造現場での酸欠や汚泥処理作業中の硫化水素中毒で死亡事故も発生している」として事故防止対策の徹底を訴えた。

 同週間のスローガン「目指そうよ二刀流 こころとからだの健康職場」の指さし唱和も行った。

  • タグ: 労働衛生週間
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