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女性パワー 舞台で発揮 石女連、4年ぶり芸能発表会

各婦人会の会長らによる「鷲ぬ鳥節」で幕開けする第27回女性芸能発表会=9月30日午後、市民会館大ホール

各婦人会の会長らによる「鷲ぬ鳥節」で幕開けする第27回女性芸能発表会=9月30日午後、市民会館大ホール

8単婦 地域色豊かに

 石垣市女性連合会(川平孝子会長)の第27回女性芸能発表会が9月30日、「和と輪で地域文化の継承と創造」をテーマに市民会館大ホールで昼・夜の2回行われた。発表会は隔年開催だが、新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされたため4年ぶり。全8単位婦人会が一堂に会し、地域に伝わる舞踊や古謡、創作舞踊などを発表した。会場に多くの人たちが訪れ、女性パワーに盛大な拍手を送った。

 大会は組織の活性化や会員の団結、活動資金の造成などを目的に開催されている。川平会長はあいさつで「私たちはこの島が大好き。もっともっと好きになるために村々に伝わるユンタ、童歌、踊りなどを早いところで6月から練習してきた。皆さんと開催を喜びたい」と大会の意義を強調した。

 舞台は川平会長と単位婦人会長による「鷲ぬ鳥節」で幕開け。石垣婦人会は創作舞踊「ゆがふ太鼓」で軽快な太鼓の音を響かせた。

 大浜婦人会は「今年世ば勝らし 来年世ん稔らし」で、いにしえの村の生活に思いをはせながら発表した。

 平得婦人会は「ゆがふマミドーマ」で愉快に楽しく踊った。宮良婦人会は地域の歴史・文化を重視しているが、今回は新たに琉球古典舞踊の「四つ竹」に挑戦。華やかな衣装と大輪の花笠をかぶり、あでやかに舞った。

 伊原間婦人会は、北海道の小学校と交流のある明石小学校で踊り継がれている「ソーラン節」を沖縄風にアレンジ。はつらつと元気な舞で魅了した。

 新川婦人会は「新川村ユンタ・わらべ歌」を歌った。「猫ユンタ」では13番までの歌詞をスクリーンに映し出し、その長さに会場からどよめきも起こった。

 登野城婦人会は「とぅぬすく村ぬ実り」。収穫の喜びと感謝を生き生きと表した。トリを飾ったのは白保婦人会の「白保のウミンチュ」。漁の様子と豊かな恵みに感謝する様を元気よくユーモラスに演じた。

 昼の部の来場者からは「楽しかった。最高だった」「昼夜と2回見る人もいるはずね」などと感想が挙がった。

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