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大濱信泉の絵本出版 作者・照屋氏が市教委へ寄贈

大濱信泉の絵本を寄贈した照屋唯志氏(右)=15日午後、石垣市教育委員会会議室

大濱信泉の絵本を寄贈した照屋唯志氏(右)=15日午後、石垣市教育委員会会議室

 石垣市名誉市民で第7代早稲田大学総長などを務めた故・大濱信泉の生涯をつづった絵本「大濱信泉~石垣島で生まれ、沖縄に夢と希望を与えた偉人~」が市教育委員会に寄付された。作者の照屋唯志氏=那覇市=は「多くの人に読んでもらい、強い思いがあれば目標に近づけるということを感じてほしい」と話した。絵本は市図書館や大濱信泉記念館に配置。同絵本を3分の動画にまとめたDVDは同記念館で見ることができる。

 照屋氏はこれまで沖縄の偉人を題材にした絵本や児童小説などを出版しており、今回は沖縄の本土復帰や沖縄国際海洋博覧会、沖縄国際大学設立などの功績を残した同氏を取り上げた。

 昨年10月には同記念館を訪れ、多くの功績があることを知り、大濱氏の親族や市教委などの協力を得て、9月19日発刊される。市内では来月中旬ごろ書店などに並ぶ予定。

 絵本は大濱氏の幼少期や本島や本土で学んだ学生時代、弁護士や大学教授、早稲田大学総長などの実績、日本復帰や海洋博覧会開催のため奔走したエピソードなど没するまでの84年間の生涯がまとめられている。

 﨑山晃教育長は「大濱氏の知られざる功績が子どもたちに伝わると思う。学校でも活用していきたい」と感謝した。

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