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大濱信泉氏の肉声音源発見 沖国大資料、設立経緯語る

﨑山晃教育長に大濱信泉氏の資料の目録を手渡す沖縄国際大学の前津榮健理事長学長(右)=3日午後、市教委会議室

﨑山晃教育長に大濱信泉氏の資料の目録を手渡す沖縄国際大学の前津榮健理事長学長(右)=3日午後、市教委会議室

新たに発見された大濱信泉氏の写真(沖国大提供)

写真と計8点、記念館寄贈

 石垣市出身で沖縄国際大学の前津榮健理事長・学長が3日、石垣市教育委員会を訪れ、名誉市民の故・大濱信泉氏の肉声を記録した音源と写真を新たに発見したとして資料計8点を寄贈した。同大は復帰時に本土の大学設立基準を満たすため沖縄大学の一部と統合した経緯があり、沖縄問題等懇談会の座長だった大濱氏が尽力。その苦労話が音声テープに記録されている。前津学長は「大濱先生が尽力しなければ、沖縄に4年制の私立大学は存在しなかったかもしれない。テープから当事者としての苦労が伝わってくる」と強調した。(9面に関連)

 今回贈呈されたのは①大学ビル竣工式典の祝辞音声(1973年9月22日)②沖縄国際大学竣工式典の祝辞音声(74年9月28日)―の音声データ2点と大学ビル竣工式典時の写真6点。

 今年2月の同大創立50周年を機に前津学長が大濱氏の功績を知ってもらいたいと広報の仲里淳さんに打診。仲里さんが学内の資料を探したところ、昨年9月頃に竣工式典の祝辞音声、先月13日に大学ビル竣工式典のオープンリールテープが再生できることを確認した。

 前津学長は「復帰にあたって大濱先生と沖縄との関わりの面では沖縄国際大学創立は大きかったので、ぜひ知ってもらいたいということで資料を探してもらった。先生自身が“難産”という言葉を使っていたのを聞いて、ものすごく悩んだことが分かる」と話した。

 﨑山晃教育長は「沖縄の私立大学の創設に関わったこと、総理の懇話会会長としての取り組みや大学設立の継続などにも裏方でたくさんアドバイスをしたり貢献してきたことが分かった。新たに(大濱氏の)活躍を知ることができる貴重な音源と資料をいただくことができてありがたい」と感謝した。

 贈呈された資料は展示方法を検討の上、大濱信泉記念館に展示される予定。

  • タグ: 大濱信泉
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