市旧庁舎 解体開始 街を形づくった建物見納めに
来月4日に跡地活用事業説明会
石垣市旧庁舎の解体工事が25日、現地で始まった。来年2月29日までに解体され、更地となる。跡地には、石垣市が公募型プロポーザル方式で優先交渉権者として決定した㈲ブルーマリン石垣共同体による複合型商業施設「YAEYAMA GATE」(ヤエヤマゲート、仮称)が計画されており、市は9月4日に跡地活用事業に関する住民説明会を開催する。
市契約管財課によると、解体工事はまず周囲に仮囲いをし、旧庁舎内にある備品類の処分、電気設備の撤去を行った後、コンクリートの躯体を解体するという流れ。敷地内にあるガジュマルやデイゴなどの樹木については同課が有効利用を検討している。解体費は建築、電気を含め約3億6300万円。
解体後の跡地で行う再開発事業では、㈲ブルーマリン石垣(石垣聡代表)を代表企業、ゼネコンの佐藤工業㈱を窓口企業とする13企業の共同体が優先交渉権を得ており、市は今月末までに基本協定を結んだ後、構成企業を公表する。
同共同企業体の計画によると、施設は市民サービス窓口、ホテル、水族館、大型小売店舗、駐車場約460台となっている。2025年2月の着工、27年10月の開業を予定する。
旧庁舎跡地活用事業に関する住民説明会は9月4日午後6時半から市役所1階コミュニティルームで行われ、市が事業概要などを説明する。
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