旧八重山病院 今年度下半期に解体へ
跡地にサッカー場提案も
沖縄県病院事業局は、石垣市大川にある旧県立八重山病院建物の解体工事を今年度下半期(10~3月)に計画している。解体に係る請負工事、現場管理業務など含む事業費は概算で4億1867万円。設計業務費は入札を控えているため、明らかにしていない。
旧病院施設には、石垣市所有の夜間救急診療所分と八重山広域市町村圏事務組合所有の伝染病隔離病舎があり、それぞれの所有部分は市や同組合が解体費を負担。県は、今月から来月にかけて設計の入札公告を検討している。
旧病院跡地は、去る3月定例石垣市議会で仲間均市議がサッカー場の整備を市に提案している。
建物は25棟に区分し解体。エネルギー棟や医師・看護師宿舎なども含む。延べ床面積約1万7000平方㍍を基に適正な工事費用を県、市、同組合で算出。延べ床面積別に夜間救急診療所は330平方㍍、旧伝染病隔離病舎383平方㍍。建物内に入っていた八重山病院職員互助会所有の事務所などは解体済み。
旧病院の敷地は一部民有地を除き、2万4319平方㍍の県有地。県病院事業局によると解体着工後、県庁内、石垣市の順で跡地利用を確認。申し出がなかった場合、民間と国を対象に一般競争入札で売却する。
県は実施設計をアスベスト・土壌汚染調査と設計業務の二つに分離。調査業務は2018年度末で終了し、解体にかかる設計業務はこれから入札にかける。
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