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満天の星空 観客魅了 夕涼みライブ&星空観望会に2300人

夜空に広がる天の川=19日南ぬ浜緑地公園、午後8時50分ごろ

夜空に広がる天の川=19日南ぬ浜緑地公園、午後8時50分ごろ

石垣島宣伝部長・星空アンバサダーに就任し、抱負を述べる中野星子さん=19日夕、南ぬ浜緑地公園

南の島の星まつり

 石垣島の星の祭典「南の島の星まつり2023」(同実行委員会主催)の夕涼みライブ&星空観望会が19日夜、南ぬ浜緑地公園で開かれ、満天の星空が地元や観光客約2300人(主催者発表)を魅了した。石垣の星空の魅力を内外に発信しようと22回目を迎えた同イベントでは、ライブや石垣島宣伝部長・星空アンバサダー任命式があり、ライトダウン後、夜空に天の川が広がった。

 会場は午後6時半からBAGADA BAND(バガダバンド)によるライブで幕開け。ことし結成30周年をむかえたパーシャクラブが、迫力あるステージで観衆を沸かせた。

 4年ぶりに制限なく例年通りの開催となり、キッチンカーや出店も盛況だった。

 また場内では、NPO法人八重山星の会(通事安夫代表)が望遠鏡を設置。来場者は、同会メンバーの説明を受けなら月や1等星を観察。

 ライトダウンが午後8時半にあり、八重山星の会が星空講座で星座などを解説。夜空には天の川がくっきりと浮かび上がり、来場者はあおむけになって観察した。

 家族で来場した古波蔵匠さん(10)=登野城=は「望遠鏡で三日月のクレーターまでみることができた。お父さんが1年に1度、星をゆっくりみようと、連れてきてもらってよかった」と声を弾ませた。

 ライブと星空観望会を堪能した吉本輝星さん(18)は「普段何げなく見えている星も、説明を受けると違った見え方がした。夏休みの思い出がひとつ増えた」とうれしそう。

 

■中野星子さんが就任 石垣島宣伝部長・星空アンバサダー(日本航空㈱ソリューション営業部営業統括執行役員)

 南の島の星まつり2023の中で、石垣市観光交流協会(会長・中山義隆石垣市長)が、日本航空㈱ソリューション営業部営業統括の中野星子執行役員を石垣島宣伝部長・星空アンバサダーに任命した。

 中山市長から任命を受けた中野執行役員は、自身と石垣島との縁や父親が名付けた「星子」のエピソードを紹介。

 宣伝部長・アンバサダーとして、星空ツーリズムの推進へ自社の商品開発に取り組むことを誓い、「自然や文化に触れ、地域の方々とつながり合えるようなことをしていきたい」と抱負を述べた。

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