八重山毎日新聞社

　生き物イベントを企画する「いきものづくし」（森田早紀代表）による「琉球いきものづくし」が18日から石垣やいま村で開幕した。森田代表は「イベントを通して島の生き物を身近に感じてほしい。子どもから大人まで楽しく学びながら環境保全にも貢献できる。ここでしか手に入らないグッズもあるので、この機会に遊びに来てほしい」と多くの市民の来場を呼び掛けた。27日まで。（8面に関連）

　同イベントは名古屋や東京を中心に開催されていたが、森田代表の石垣島移住を機に、石垣島初開催となった昨年に続き、2年連続の実施となった。

　北は北海道、南は西表島まで全国の作家40人以上が制作した小物や食器、文具、アクセサリーなど数百アイテムが所狭しと並べられている。昨年好評を博した夜のいきもの星空観察会（要予約）やマングローブ観察会（19、20、26、27日）のほか、八重山高校生物部によるワークショップ（26、27日）も行われる。

　飛び出す生き物コラボカフェでは、ドライバーの安全運転と動物たちのロードキル防止を訴える。

　会場内では、カンムリワシ・リサーチやアンパルの自然を守る会、カンムリワシの里と森を守る会によるパネル展示もある。

　この日は、オープンと同時に観光客や家族連れなど多くの人が詰め掛け、商品を手に取りながら品定め。気に入った商品を購入していた。

　家族5人で訪れた市内在住の女性は「苦手な虫もアクセサリーにすると美しさが際立ち、親近感が湧いた。実際の昆虫も観察してみたい」と話した。

　同イベントは23日を除き、午前9時から午後5時半まで行われる。

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