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天川地域福祉ネット発足 公民館主体、自治会で2例目

天川地域福祉ネットワーク推進会のメンバーら=11日午前、天川公民館

天川地域福祉ネットワーク推進会のメンバーら=11日午前、天川公民館

高齢者見守りなど展開へ

 石垣市登野城の天川地区で11日、公民館(島尻寛雄館長)主体の「天川地域福祉ネットワーク推進会」(15人)が発足した。高齢者や障がい者らの見守り活動などを行う。自治会主体の組織は、字石垣の「地域の高齢者等見守り隊」に続いて2カ所目。活動を支援している市社会福祉協議会は他地域への広がりを期待する。天川では高齢者の見守りに加えサロン会、八島小学校の登校時見守り、世代間交流など活動の幅を広げる。

 高齢者らの見守り活動は新川、双葉、石垣、大川、天川の5カ所で石垣市社会福祉協議会が委嘱して実施していたが、新型コロナウイルスの影響などで活動を休止。こうした状況を受け、石垣字会が2021年10月、市内で初めて地域主体で組織化。市社協は助成金を出して支援、今年度からはこれまでの3万円から5万円に増額している。

 天川公民館は11日、同ネットワークの新結成式を公民館で開催、島尻館長が委員に委嘱状を交付した。任期は1年。島尻館長は「平成23年(2011年)7月に推進会が立ち上がり、新型コロナの影響で活動を停止していたが、今回は新たに公民館が主体となって取り組んでいく。安心安全に暮らせる地域づくりに委員の協力をお願いしたい」とあいさつした。

 主な活動は▽独り暮らし・高齢者・障がい者世帯への訪問・見守り▽地域サロン▽独居老人を招いての交流会▽関係機関へのつなぎ▽登校時の見守り▽世代間交流▽防災講座―など。見守りを行う対象世帯を委員に割り当て、週1回のペースで活動する。

 新結成式には市社協の石垣安志会長と職員も出席。石垣会長は「一人一人の安心安全な暮らしにネットワークが大事な活動を行う。ネットワークの力は大きい」と激励。担当職員が見守り活動について「気づきから専門家などにつなげる活動。日常生活の中でさりげなく様子をみていただきたい」などと説明した。

  • タグ: 天川地域福祉ネットワーク推進会
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