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地域一体で青少年健全育成 石垣市民大会

地域一体となって社会を明るくする運動の必要性を共有する石垣市民大会=1日午後、市民会館中ホール

地域一体となって社会を明るくする運動の必要性を共有する石垣市民大会=1日午後、市民会館中ホール

青少年の声作文コンテスト優秀賞の安藤夕海さん(右)と優良賞の玉城小梅さん

社明運動の取り組み確認

 「生きづらさを生きていく」をテーマに2023年度青少年の非行防止県民一斉行動・第73回〝社会を明るくする運動〟石垣市民大会(石垣市推進委員会主催)が1日、市民会館中ホールで開催され、参加者が地域一体となって青少年の健全育成などに取り組むことを確認した。

 青少年の声作文コンテストの表彰式も行われ、優秀賞の安藤夕海さん(大浜中2年)、優良賞の玉城小梅さん(石垣第二中2年)に賞状と副賞の図書券が贈られ、朗読も行った。

 安藤さんは「母とTシャツ、そして私」の演題。看護師の仕事のほか家事も一生懸命の母親の姿に感動したことをつづり、「母の力になりたい。スマホに向かう時間を減らすなどして日々の生活を工夫しながら母に近づきたい。母は私の最大の目標であり、尊敬する人です」と発表した。

 「ネット社会で生きる」のタイトルで玉城さんは▽言葉の使い方▽依存性―を問題点に挙げ、自身の具体的な事例を紹介しながら「自分自身の夢を実現させるためにも、自分で自分の行いをしっかりとコントロールしていくことがネット社会を生きる私たちにとってとても大切なことだと考える」と結んだ。

 推進委員長の中山義隆市長は「将来を担う本市の青少年が夢と希望を持ってたくましく成長する明るい社会社会づくりはすべての市民の願い。地域、家庭、学校、PTA、公民館などが連携して取り組んでいこう」と呼びかけた。

 八重山警察署の前堂也寸志署長は、不良行為による補導件数が5年前の2018年1000人超から22年は90人と10分の1になっている現状を報告。「スマホの利用・普及や深夜徘徊をさせない機運の高まりがあると考えている」として今後も地域一体となった取り組みに協力を求めた。

 内閣総理大臣メッセージを那覇保護観察所石垣駐在官事務所の大塚和徳所長、県知事メッセージを県教育庁八重山教育事務所の棚原広幸所長が代読し、中山市長に伝達した。

 最後にキッズダンスや吹奏楽演奏など子どもたちによるアトラクションもあった。

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