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請負額約1億7000万円 シルバー人材センター

総会での選任後、自己紹介する役員=26日午前、アートホテル石垣島

総会での選任後、自己紹介する役員=26日午前、アートホテル石垣島

前年度から9・3%増 コロナ影響最小限に

 公益社団法人石垣市シルバー人材センター(大松安元理事長、会員375人)の2022年度請負額が1億6989万円で、前年度から1444万円(9・3%)の増となった。新型コロナウイルス感染症予防の観点から就業休止も余儀なくされることもあったが、影響を最小限に抑えることができた。市内ホテルで26日開かれた23年度定時総会で報告された。

 同センターが高齢者にふさわしい仕事を家庭・民間事業所・官公庁から有償で引き受け、これを会員に委任する22年度受託事業は就業延べ人員2万6849人、受注額1億6989万円となった。委任になじまない仕事についてセンターが会員を派遣する労働者派遣事業はそれぞれ1023人、457万円だった。会員は新たに35人が入会した。

 23年度は基本理念「自主・自立・共働・共助」のもとセンターの発展を推進し、地域の担い手として高齢者の活力・地域社会の活力向上を目指す。入会と社会参加を促進するため就業機会の確保・拡大などを基本方針に掲げた。今年度は就業延べ人員3万1620人、派遣延べ人員1220人を計画。会員は498人を目標に設定した。

 大松理事長はあいさつで「就業分野が広がる半面、人手不足分野が生じている。その役割を果たすべく、今後は課題の会員拡大に取り組み、さらなる安定事業運営に努める」と決意。一方で前年度は就業中の事故が6件発生したことにも言及、「『安全はすべてに優先する』をスローガンに事故ゼロを目標に会員と一体となって取り組んでいくので協力を願いたい」と述べた。

 会員は男性230人、女性145人。平均年齢は74・2歳、74・9歳。最高齢は91歳、90歳。

 役員の選任では15人を選出。その後の役員会で大松氏を理事長に互選した。理事長以外の役員は次の皆さん。任期は2年。(額は千円以下切り捨て)

 ▽副理事長=棚原長武(石垣市農林水産商工部長)▽理事=下地勝、田村治義、底原欽一、赤嶺ヨシ子、中川榮治、平地正、上地美智枝、砂川ヒロ子、松山洋美、古波蔵悟、上里慶子▽監事=仲大盛有貴江、新城まりえ

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