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宮良川河口のマングローブを幼少時から

 宮良川河口のマングローブを幼少時から見続けている住民として名蔵湾で八重山ヒルギの植樹を続けている八重山ライオンズクラブの活動には注目してきた▼先日開かれたシンポジウムの資料には植樹の是非を問う周辺住民へのアンケート結果が。二酸化炭素による地球温暖化を憂う市民多数が植樹に賛成する一方で、反対意見は大きく育ったら眺望が台無し、カーブ道路では見通しが悪化し交通事故につながる、根元にごみがたまるなど▼シンポジウムではマングローブ林がコンクリート護岸よりも台風や津波の防波に優れ、南洋諸島では植林推進を広げているとの報告も▼また、二酸化炭素吸収の優等生なので国々が取り組んでいる温室効果ガス排出ゼロ目標の一環で観光客にヒルギ苗を植えてもらいその成育ぶりをまた見にきてもらうエコツアーの企画提案も▼会場にいた岡崎南ライオンズクラブの田中正実会長は、自分たちも趣旨に賛同し20年来植樹支援をしている。帰ったらさっそく会員と共に来週にでも植樹に来たいと、即23人で来島▼名蔵湾に直行、その日は植樹とごみ拾いに終始。ごみの多くは道路からのポイ捨てと陸側から湾に流れ出た肥料袋や暮らしのごみ。植樹の中休みには道路沿いの花壇を見て花がかわいそうと雑草抜きを始める会員も。(仲間清隆)

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