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ちょっと前、中城村の海岸でごみ拾いをする

 ちょっと前、中城村の海岸でごみ拾いをする少年2人を取り上げたACジャパンの広告が共感を呼んだ。ごみで苦しむウミガメの動画を見て始めたという。「オレたちはただ、おじぃになっても釣りがしたいだけなんだよな」。そう話す言葉が印象的だった▼ナレーションは「ごみをポイ捨てしない。ごみは持ち帰る。まずは、できることから…」と結ぶ。そう、拾わなくても、捨てないこと持ち帰ることは誰でもできる。いや当然のことである▼先日、釣りに向かう途中、名蔵湾沿いの県道を久しぶりに通った。釣り好きは海浜や海岸へのアクセスを常に気にする。ところが、そのうちの2カ所にロープが張られているのに気づいた▼以前から不法投棄があった上に保安林の違法伐採が新たに確認され、保安林を管理する県担当部署が土地の所有者とも相談の上で講じた車両通行と駐車場利用を禁止する措置だった(17日付8面)▼最初は、なんで県が海浜へのアクセスを封鎖するのか憤ったが、廃棄物を捨てられた上に樹木をかってに切られた所有者の身になれば当然と思った▼海岸沿いの土地には所有者がいる。ごみを持ち帰らない人、捨てる人がいる。こんなことをしていると、「釣りがしたいだけなんだよな」も制限される。(比嘉盛友)

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