お母さん超満員 郷土芸能の夕べ母の日特別公演
日頃の感謝、歌や踊りで 15研究所102人が演舞
「母の日」の14日、各地で母親に感謝するイベントがあり、石垣市民会館大ホールでは「郷土芸能の夕べ母の日特別公演」(郷土芸能の夕べ運営委員会主催)が開かれ、15舞踊研究所計102人の踊り手が八重山舞踊や琉球舞踊を披露した。会場には多くの〝お母さん〟らが詰めかけて超満員、伝統ある華やかな舞台を満喫した。
舞台は光扇会荻堂久子八重山民俗舞踊研究所による「歓びの舞(赤馬節)」で幕開け。第一部は「出稲花」(八重山舞踊光扇流綾羽の会新城知子稽古場)、「上原ぬ島節」(喜扇会岡山睦子八重山民俗舞踊研究所)、「大浦越路節」(光扇会黒石髙子八重山民俗舞踊研究所)など8演目が披露された。
第二部は「打ち組日傘踊り」(玉城流翔節弘子乃会平田弘子琉舞道場)、「つぃんだら節」(秀風会嵩原民子八重山民俗舞踊研究所)、「島風響め」(華千の会與那國久枝八重山のおどり稽古道場)、「豊年ゆがふ年」(正調正風会赤山正子八重山民俗舞踊練場)など8演目で観客を魅了。フィナーレでは出演者全員による巻き踊りとモーヤーが披露され、華やかに公演を締めくくった。
初めて訪れたという平田文江さんは「いろんな研究所が一堂に集まる舞台はなかなかない。どの研究所も特徴が出ていて全ての演目が素晴らしかった」と笑顔。
姪からチケットをプレゼントされ来場したという金城富子さんは「長らく郷土芸能の夕べを見てきたがこれまでで一番良かった。踊り手も皆上手でプロ意識が感じられる。最後に赤山正子先生本人が出てきたときは感動して涙が出た」と余韻に浸っていた。
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