郷土芸能を堂々披露 県中学校総文祭
【浦添】「島の文化に耳を傾け 歴史に染まれ 結の風にのせて」をテーマにした第27回県中学校総合文化祭(県中学校文化連盟主催)が11日、アイム・ユニバースてだこホールで開幕し、舞台の部に出場した八重山地区代表の石垣第二郷土芸能部と黒島が堂々と演舞を披露した。結果は後日、学校に通知され、最優秀賞校は全国中文祭に派遣される。
石垣第二中郷芸部は「手とぅりおーら」で困難から立ち上がる姿を表現。新型コロナウイルスに負けない部活動を目指して部員全員で作った「歩」を表情豊かに舞った。
黒島は島行事に欠かせない「黒島口説」で綱引きや船こぎ、猫やカニのしぐさを踊り手が面白おかしく表現。全生徒8人が心を一つに演舞・演奏し、喝采を浴びた。
石垣第二中郷芸部の日當榮輔副部長(3年)は「何を伝え、感じてもらいたいかを部員全員で考えて意気投合することで、息の合った演技ができた」と振り返り、前元海乃部長(同)は「学校を通して若い世代に郷土芸能を引き継ぎ、地域とのつながりを深めていきたい」と意欲を語った。
黒島の下地琉玄君(同)は「古くから受け継がれている大元の黒島口説を披露できてうれしい。今後も多くの芸能を継承し、地域の一員として頑張っていきたい」、島仲美來さん(同)は「本番前に声を掛け合うことで緊張が解け、私たちらしい演舞ができた。島の踊りを忘れずに後輩たちにも教えていきたい」と話した。
舞台発表に先立つ開会式では、テーマの部で最優秀賞に選ばれた渡久山朝海さん(石垣中3年)に表彰状が手渡された。会場内各施設で各地区の書道や絵画、俳句の鑑賞ポスター、本立てなどの作品も展示された。同祭は12日までで同日にはバンドとダンス部門の発表がある。
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