保育士ら救急救命学ぶ 石垣市
- 2024年06月09日
- 地域・教育
おやつ詰まらせた事故受け
石垣市内の放課後児童クラブで4月に児童がおやつをのどに詰まらせて意識不明となった事故を受け石垣市は8日、市役所で開催した2024年度教育保育従事者合同研修会で救急救命講習を行った。保育士ら約40人が参加、心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の取り扱い、止血法、異物除去法の習得に励んだ。
前盛良太子育て支援課長は冒頭のあいさつで事故に言及、「このような事故を二度と引き起こさないため、皆さんも自分ごとととらえ、食事やおやつの提供に当たっては子どもの状況や発達段階を踏まえて細心の注意をもって適切に対応するよう安全管理の徹底をお願いしたい。緊急時に子どもの命を守るため、知識と技術を確実に習得してほしい」と要望した。
研修では一連の救命措置を解説する約1時間の映像を視聴した。異物除去では、背中を数回強くたたく背部叩打法や心肺蘇生法の胸骨圧迫(心臓マッサージ)とほぼ同じの胸部突き上げ法を学んだ。
この後、4グループに分かれて実技。消防職員4人が指導に当たった。参加者は小児と乳児にみたてた練習用人形を使い、救急車に到着するまでの時間として9分間、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を交代で継続した。ほかにAEDの取り扱い、止血法、異物除去法も実践した。
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