仲村渠さん（上原小１年）県知事賞　やんばる・西表島図画コン

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県知事賞作品がラッピングされた機体を前に記念撮影する西表地区の皆さん＝６日午前、那覇空港内ＪＴＡメンテナンスセンター

作品がＪＴＡ・ＲＡＣ機体に
八重山から６人入賞

　【那覇】２０２３年度沖縄県世界自然遺産普及啓発事業「やんばる・西表島図画コンクール」の表彰式とラッピングお披露目式が６日午前、那覇空港内ＪＴＡメンテナンスセンターで開かれ、八重山地区から仲村渠ことみさん（上原小１年、７）の作品が県知事賞に輝いた。同地区から６人が入賞した。

　県は世界自然遺産登録地の自然環境の価値や、理解醸成を目的に同事業を実施。遺産地域を含む圏域の小・中学生を対象に、図画コンクールを行っている。県知事賞作品を機体にラッピングすることで、世界自然遺産を県内外にＰＲすることが目的。

　コンクールは５度目の開催で、県内各地から３２２件の応募があり、やんばると西表島地区から、それぞれ６件が入賞、各地区で県知事賞が選ばれた。

　県知事賞に輝いた仲村渠さんは、西表島のピナイサーラの滝やマングローブ林などの大自然を背景に、近くの橋からイリオモテヤマネコを眺める様子を描いた。ヤマネコと一緒にシロハラクイナやセマルハコガメも歩いている。

　受賞あいさつで仲村渠さんは「人がヤマネコを優しく見ているところを描いた。西表島は自然がきれいで、生き物がたくさんいる。島に来てくれる人が生き物や自然を大切にしてほしい」と述べた。

　ラッピング機材はＪＴＡとＲＡＣの小型機２機、６日午前から順次、初便を運航している。約１年間、各路線で飛行する。

　環境部長賞には國見ふきさん（上原小２年）、金子楓（同５年）、仲辻杜字子さん（名蔵中３年）、池村雄乃さん（上原小２年）、西原智穂さん（大浜中１年）が選ばれた。仲辻さんは高校入試のため出席できなかった。

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