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島内でアカショウビンの鳴き声や姿が確認…

 島内でアカショウビンの鳴き声や姿が確認されるようになった。例年より1カ月半ほど早い。野鳥たちは日が長くなると性ホルモンの働きで繁殖地へ渡ろうとすると言われている。種類によっては気温の変化も関係するそうだ。温暖化の影響だろうか▼近年、気候変動が指摘され、サンゴの白化やサンマ、シラス、スルメイカなど海産物の不漁、リンゴの日焼け、色の悪いブドウ、白濁した米などが関係者を悩ませている。牛乳や牛肉、鶏卵の生産量減も危惧されている▼石垣島で拡大するイノシシ被害は何が原因なのだろうか。温暖化や環境の変化、各地で行われる工事などさまざまな要因が指摘されているが、本当のところは分からない▼自然のバランスが崩れると私たちの見えないところで歯車が狂っていく。気づいたころには後の祭り。手の施しようがないほど深刻化している▼地球温暖化は、1970年代から科学者たちの間で注目されるようになった。1994年には気候変動枠組み条約が発効されたが、30年間、地球の気温は上がり続け、国連のグテーレス事務総長は「地球沸騰化」と表現した▼気象庁は昨年9月、この年の夏が過去126年で最も暑かったと発表した。筆者の当面の心配は、今夏のわが家の電気代だ。家族みんなで省エネに取り組みたい。(立松聖久)

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