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管内刑法犯、23年346件 八重山署、防犯呼び掛け

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前年比88件増、自転車など窃盗多く

 2023年1年間の八重山署管内の刑法犯認知件数(暫定値)が346件となり、前年比88件(34・1%)増と大幅に増加していたことが、17日までに分かった。自転車盗難などの窃盗犯が特に増加傾向にあり、八重山署は「自転車の施錠や二重ロックを」と、犯罪の未然防止を呼び掛けている。

 八重山署によると、過去5年間の認知件数の総数は、2019年が280件、20年が240件、21年が280件、22年が258件となっており、例年と比較しても80件余り増加している。

 種別では、窃盗犯が212件(前年比62件増)と全体の約6割を占める。窃盗犯のうち、自転車盗難が61件、万引が31件、車上狙いが14件、空き巣や店荒らしなどの住居侵入が10件となっている。

 このほか、粗暴犯が43件(前年比5件増)、知能犯が24件(同5件減)、風俗犯が7件(前年と同数)、凶悪犯が2件(同)と続いた。

 月別の刑法犯認知件数では、年初は20件前後で推移していたが、新年度が始まる4月以降は30件前後に上昇。10月の43件をピークに上昇傾向が見られた。

 

■110番、管内8385件受理

 23年、前年比536件増

 2023年の八重山警察署管内の110番受理件数(暫定値)が8385件と、前年を536件(6・83%)上回った。

 主な通報内容は、交通関係が2257件(前年比165件増)と最も多く、全体の26・9%を占めた。次いで、保護・救護が1320件(同220件減)、要望・苦情が660件(同82件増)などとなった。

 刑法犯は578件(同22件増)、けんか・口論は296件(同5件減)、災害は92件(同13件減)、虚誤報は8件(同5件減)などとなっている。

 交通関係のうち、交通事故が1982件と約9割を占めた。交通違反は152件で、そのうち駐車違反が123件となっている。

 110番通報は、緊急ダイヤルとなっている。同署は、緊急でない相談電話などについては警察相談専用電話「#9110」へ連絡するよう呼び掛けている。

 

  • タグ: 八重山署管内刑法犯認知件数
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