八重山毎日新聞社

　まず不明をおわびする。旧空港跡地の八重山病院ヘリポート近くで新春の凧あげ大会が可能かどうかお尋ねしたところ、さっそく検討返事までいただき恐縮している▼八重山病院ヘリポートは八重山の島々のみならず、宮古郡の多良間村からも急患を運んでいて、月平均にすると6～7回利用されている由。私たちが漠然と捉えていた、たまに飛んでいるとは大違い。こんな頻繁にヘリが飛来し人命救助の一翼を担っている事実に驚嘆▼しかもヘリは着陸し急患を下ろしても直ぐ飛び立つことはなく、しばらく待機、八重山病院の医療施設でスタッフによる急患の診察、処置を確認してから飛び立ちヘリ基地へ戻るとのこと▼中に、八重山病院へ搬送したものの症例によっては受け入れが難しく宮古、沖縄本島の病院へ再搬送される例もあり、その場合は3時間近くの待機を余儀なくされるとも。イベントの一時中断ではすまなくなるのではと忠言▼となればたこ揚げに関しては、将来、旧空港跡地で計画されている防災公園ができてもヘリポートが近くにある限りは無理かも▼やはり南ぬ浜町の人工ビーチ周辺を整備拡張してもらう方がベストかな。ただし現在の人工ビーチのように普段閉め切り夏場オープンでは管理が機能せず雑木、雑草が繁茂してしまう弊害あり。（仲間清隆）