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高齢者が集まると決まって話題にのぼるのが…

 高齢者が集まると決まって話題にのぼるのが友人の消息と自身の病気の話。最近○○を見ないが島外の病院に入院しているのではないか。亡くなったという話は聞かないよなと言いたい放題▼こんな話題にがぜん、力が入るのが自身の病気の話。さすがに小児科と産婦人科はないけど診てもらってない病気はないと笑って話すのは公務員退職の友人。歯科、耳鼻科、整形、胃腸、心肺、こころ科とすべて診てもらったと胸を張る。病気のデパートを自称している▼すかさず、人工透析に週2回通うようになったEが「牛小屋で後頭部を圧迫した際に脳神経外科の世話になった。以来嗅覚が薄れ、おかげで臭いのきついピータンやくさやなどの料理も食べられる。病気にはこんな副産物もある」と▼ただし家族からは不評で、はやく鼻を直してと責められている。そこで担当医師に申し出たら「病もいろいろ、医療半分、信心半分。あなたの病気は神のみぞ知る」と冗談なのか本気なのか▼ここで怒るわけにもいかず、一緒に大笑いしてきたが、近年は病気の治癒には笑いが一番と実践する医療関係者も増えているのであながち、まちがいではないかもと納得し帰ってきたと結んだ▼こんな集まりゆえ、欠席したら何言われるかわからないので皆出席を心掛けているとも。(仲間清隆)

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