「立冬」を迎え、暦上は秋も終わりを迎え
- 2023年11月09日
- 不連続線
「立冬」を迎え、暦上は秋も終わりを迎える季節。だが八重山ではまだまだ秋の深まりさえ感じられない天気が続いている▼これから12月にかけ、忘年会シーズンに向かい、何かと飲み食いする機会が増え、体調、体重管理にも気を使う季節だ▼先日、沖縄労働局が2022年度の職場における定期健康診断の実施結果を公表した。それによると、健康診断の項目に何らかの異常の初見がある人の割合を示す「有所見率」が72.1%と、前年と比べ1.7㌽増え、12年連続で全国ワーストとなった▼血中脂質が41.8%、血圧26.7%、肝機能24%の順に高く、全国平均を大幅に上回る。脂や塩分などの取りすぎや、酒の飲みすぎなどが原因とみられる。沖縄の食生活や生活習慣に起因する部分が大きいと推測され、有所見率は過去9年間で8.4㌽上昇。全国平均との差も13.8㌽に拡大している▼もう一つの要因は運動不足が考えられる。車社会の沖縄では日頃から歩く機会が少ない。電車での移動を基本に日頃から歩く機会の多い本土との日々の積み重ねの差が出た結果か▼これから冬に向け、体を動かすには絶好の季節。自身の健康、体重を維持するためにもできる部分から運動を始めてみてはどうだろうか。それが、次年度の有所見率の改善につながることに。(下野宏一)
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