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台湾の生物多様性及び生態系サービスに関する…

 台湾の生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォームが5日、外来種評価報告書を公表。侵略的外来種が与える影響を直視するよう世界に呼びかけた▼台湾でも石垣島と同様にオオヒキガエルの被害に悩まされている。在来の野生生物を捕食し、生態系に影響を与えているのだ。そのオオヒキガエルが世界で初めて根絶される可能性があるという▼台湾メディアなどによると過去2年間、数千人のボランティアが駆除活動に参加。その生息数を大幅に減らしており、根絶があと数年程度で実現可能とみられているという▼石垣島でも8月、石垣市主催のオオヒキガエル防除事業が行われ、81人のボランティアが参加。3847匹の特定外来生物・オオヒキガエルを捕獲した▼八重山には、特定外来生物の根絶に成功した島がある。西表島では2019年、ボランティアがシロアゴガエル根絶に全国で初めて成功した。台湾、西表島とも初動対応がカギを握った。早期発見と迅速な取り組みが奏功した▼石垣島のオオヒキガエル防除事業の参加者からは「このような事態にならないことが大切だ」との声があった。石垣島で外来種が定着すると周辺離島にも広がってしまう。今月2日、西表島で初めてシロアゴガエルが捕獲されて8年がたった。(立松聖久)

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