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自立学習で意見交換 市内中学代表ら、各校に特色

グループディスカッションで、より良い学校づくりに向けた取り組みなどについて話し合う生徒たち=22日午後、市役所

グループディスカッションで、より良い学校づくりに向けた取り組みなどについて話し合う生徒たち=22日午後、市役所

生徒フォーラム

 石垣市内の中学校の生徒会役員らが学力向上を図るための取り組みについて話し合う「学びに向かう学校づくり生徒フォーラム2023」(市教育委員会)が22日、市役所大会議室で開催された。9校から27人が参加し、各校の実践報告と各グループに分かれたディスカッションが行われ、まとめの発表で「決まった宿題は少なく学習に対する自主性が問われている。やる気が出る企画を生徒会がしていかないといけない」「大規模校、小規模校で違うやり方が必要」などの意見が上がった。

 同フォーラムは、全教員で授業改善を行うとともに学級経営や児童会・生徒会活動を通した学び合う学習集団づくりを推進。児童・生徒の思考力や判断力などを育成する「学びに向かう学校づくり」を重要視しており、「徹底」「継続」「自立」を柱に毎年行われている。

 各校生徒会の発表では学校や地域の特色、授業に臨む態度や考え方を調べたアンケート結果の分析、GIGAスクールを有効に進めるためのルールづくりなど各校独自の取り組みを紹介した。

 このうち名蔵中学校は、小中並置校の特徴を生かして中学生が先生役になり、小学生に勉強を教える「リトルティーチャー」の取り組みを発表。「人に教えることで自らの学びを深めることができる」と強調した。

 川平中学校は、小規模校のメリットとして教諭の指導が行き届くことを挙げ、「クラス替えがなく仲がいい」「みなで授業に参加する雰囲気がある」などと説明。みんなで参加できる生徒会活動の取り組みにも触れた。

 グループディスカッションでは六つのグループに分かれ、自立した学習者の実現のために生徒会で取り組めることなどを話し合った。

 進行も中学生が行い、石垣中学校生徒会の池間真琉子さんと箕底穂華さんが司会を務めた。

  • タグ: 学びに向かう学校づくり生徒フォーラム2023
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