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伊原間こども園、開設へ 26年度、伊原間中敷地内高台に

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周辺4園は25年度で廃園

 石垣市北部にある4幼稚園(いのだ、のそこ、あかし、ひらくぼ)と伊原間保育所を統廃合し、伊原間こども園(仮称)を2026年度に開設する予定であることが21日までに分かった。市によると、伊原間中学校プール西側の高台への建設を計画しており、今年度中に実施設計に入り、24年度に着工、26年度の開設を目指す。

 市は、北部地区へのこども園開設と、それに伴う4園の廃園に関し、一昨年10月に保護者向けの説明会を実施。その際に、建設場所について①伊原間保育所②伊原間中プール横の高台―の2案を示し、保護者らから高台の意向を確認したという。

 23年度現在、4園の園児数は、あかし幼が5人、いのだ幼とのそこ幼が各3人、ひらくぼ幼が0人。伊原間保育所は12人。同地域から伊原間こども園へ子どもを送迎するスクールバスについては、安全面などへの課題から今のところ考えていないという。野底や伊野田、明石に住む保護者の負担が増える可能性がある。

 市では、北部の集約が完了するタイミングで、市街地でも5人未満の幼稚園は休園にする方針。北部以外で5人未満の幼稚園は、あまかわ幼(3人)、しらほ幼(1人)の2園。

 23年度は、みやなが、なぐら、かわはら、ひらくぼの4園の園児数がゼロで休園となっており、4、5歳児のみを預かる幼稚園に対するニーズが減少していることも背景にある。

 市は、園舎建設にあたり、今月1日に「北部地区子育て支援施設」の建築実施設計業務と外構設計業務の2件を開札、実施設計業務を㈱央設計、外構設計を㈱環境プランに委託しており、それぞれ8カ月程度の期間となる見込み。

 施設はRC造2階建て延べ床面積900平方㍍(建築面積620平方㍍)を想定。6歳児までに対応した教室や遊戯室、調理室、職員室などを配置。屋外には園庭や10台程度の駐車スペースを整備する計画。敷地は1700平方㍍。

 市では、設計完了後、24年8月をめどに本体工事を発注する予定。

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