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5月は地域の一斉清掃あり、検査あり?。…

 5月は地域の一斉清掃あり、検査あり?。かつて黒島出身の當山善堂八重山支庁長(当時)の音頭取りでヤーヌマール(家の周り)の清掃運動があった。支庁長自ら、ほぼ連日、住まい沿いの平得産業通りの雑草抜き、ごみ拾い、ほうき掃きに精出していた▼こんな姿を見せつけられたら住民だって黙していられない。各地で家の周りの清掃に励む人が現れた。若い男性がほうきで家の前の通りを掃く姿も▼中に、せっかく掃き集めたタバコの吸い殻を側溝の格子穴に落として知らぬふりをするご仁もいて話題になったりした。通りの植栽マスを家の花壇に見立て草花を植え水やりをする人たちも現れた▼支庁長が口にした「人は、きれいにしてある所にはポイ捨てしない」の思わく通り、島の家の周り、街路美化の機運は盛り上がり、運動は点から線に、線から面に広がる気配をかもしてきた▼しかし、運動は支庁長の転勤で尻すぼみ、島の風物詩になり損ねてしまった。島人の「熱しやすく冷めやすい」資質が災いしたのかも。その点、昔から自然体で続いている竹富島集落内・白砂道の早朝ほうき掃きはヤーヌマールの清掃の鑑▼石垣島は諸団体の清掃奉仕活動が盛ん。行うなら同時期の一斉ではなく実施日を事前に調整し通年でどこかで実施している形にしたい。(仲間清隆)

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