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危険箇所の改善要望

「八重山地区の小中学校校区内における危険箇所状況調査」の報告書を提出する八重山地区PTA連合会の宮良諒会長(左から2人目)と石垣市PTA連合会の宮良直人会長(左)=16日夕、市役所応接室

「八重山地区の小中学校校区内における危険箇所状況調査」の報告書を提出する八重山地区PTA連合会の宮良諒会長(左から2人目)と石垣市PTA連合会の宮良直人会長(左)=16日夕、市役所応接室

八重山地区PTA連合会が作製した危険箇所状況調査報告書

校区調査、八P連が市に報告書

 八重山地区PTA連合会(宮良諒会長)は、2022年度に行った小中学校校区内危険箇所調査を報告書(112㌻)にまとめ、3市町など関係機関に解消・改善を求めている。16日には石垣市、市教育委員会に報告書を提出した。竹富町、与那国町にも行う。このうち市教委は今年度から通学路交通安全プログラムを推進すると報告した。報告書は各校に配布して情報共有を図る。

 全国で登下校中の児童生徒らが巻き込まれる交通事故が発生している状況を受け、八P連は「ひとごとではない」として21年度に初めて通学路の状況を調査し関係機関に改善を要望した。

 22年度は通学路から校区内にエリアを拡大、単位PTAに依頼して「いまだ危険な状況が顕在化・潜在化している箇所」「新たに把握された危険箇所」の調査を行い、内容をとりまとめた。

 報告書には石垣市内21校、竹富町内10校、与那国町内1校の校区内危険箇所が取り上げられている。地図や写真を使いながら「交通量がかなり多いが、歩道が設置されていない」「廃車が歩道にはみ出している」「道路の金網に穴が空いている」「スクールゾーンの表示が消えている」「街灯が少なく暗い」「塀がゆがんで崩れそう」「歩道にいつも車が止まっている」「カーブミラーが破損している」「車がスピードを出しすぎ」などと危険性を指摘している。

 市役所での要請には宮良会長と石垣市PTA連合会の宮良直人会長が訪れ、それぞれ中山義隆市長と﨑山晃教育長に手渡した。宮良会長は「PTAのみならず地域の声も反映させている。より共有できる部分があると思う。関係機関が連携して子どもたちの安心安全な環境づくりに取り組んでほしい」と述べた。

 﨑山晃教育長は「みやすくまとまっている」として活用する考えを示した。ことし4月開始のプログラムでは市、県、八重山署、PTAなどで通学路安全推進会議を設置し、危険箇所を抽出して優先順位をつけ、順次解消・改善につなげていく。中山市長は「すぐ対応できるところは対応したい」と述べた。

  • タグ: 校区危険
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