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ある自治体がLINEで運用する人工知能…

 ある自治体がLINEで運用する人工知能(AI)に「新型コロナウイルスワクチンの接種について」とたずねると、なぜか手話講座の説明が表示された。ほかの自治体のウェブサイトから使うチャトボットでは、かなり古いワクチンの情報が示された▼総務省は26日、国・地方共通相談チャットボット「Govbot(ガボット)」をリリース。早速、使ってみたが期待外れだった。想定問答のリストから候補を選んできているだけのようだが、それでも無関係な答えが多い▼芥川賞作家の九段理江さんは、受賞作の5%はAIのChatGPTで作ったと語った。選考委員は「選考会でAIの使用については議論にならなかった。ワープロやインターネットが登場した時にも、テクノロジーの導入には賛否があった」と振り返った▼現代では、ワープロソフトやインターネットも使えないと仕事にならないが新しいものに対して、アレルギー反応のようなものが出るのが人間だ。ワクチンなら副反応といったところだ▼石垣市でも新たな取り組みが進む。目玉事業の石垣台湾航路開設や二次交通不足解消のためのライドシェア導入だ▼どちらもさまざまな課題があるようで、難易度は低くない。4月からは新体制となる。慎重さと大胆さで事業を実現させてほしい。(立松聖久)

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