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空港跡地開発 本格始動へ

区画整理事業が導入される旧石垣空港跡地。盛り土箇所の磁気探査から行う=2023年12月14日

区画整理事業が導入される旧石垣空港跡地。盛り土箇所の磁気探査から行う=2023年12月14日

市、来年度着工向け予算編成

石垣市が進める旧石垣空港跡地の区画整理事業の工事が2024年度から本格的に始動する。3月末までに都市計画決定と県の環境影響評価の完了を目指しており、24年度は市役所北東側にある約3㌶の土地を伐開して磁気探査を行う。事業費は3月定例議会に上程予定の新年度予算に盛り込む。

 同跡地は47・9㌶。幹線道路、防災公園、緑地、宅地の整備を計画しており、順調にいけば2031年度の完了。総事業費は約105億円。

 市都市建設課によると、事業は基本的に南側から手掛けていく。手始めに南側から切土した土を市役所北東側に盛り、高低差を整地して宅地として使用できるようにする。

 旧空港は、第2次大戦時中に旧海軍飛行場として建設、使用されたため、不発弾が発見されている。県道アクセス道路整備や県立八重山病院建設の前に磁気探査を実施しているが、未実施の場所もある。

 今回、効率的に作業を進めるため、未実施の盛り土箇所に磁気探査を入れる。

 同課によると、24年度は盛り土箇所に希少な動植物がないか調査し、必要であれば移植などを行う。その後、伐開して磁気調査を実施する。

 担当者は「まずは、都市計画決定、環境アセスメントの完了が必要。工事着手は令和6(24)年度の上半期中をみている」と話している。

  • タグ: 空港跡地予算編成
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