内野席に屋根設置 改修当初からの課題解消へ
市中央運動公園野球場スタンド
石垣市は市中央運動公園野球場の内野スタンドに屋根を設置する。完成は2025年度を計画。同球場は2011年に改修されたが、当初から日差しや降雨の対策が不十分との指摘が挙がっており、ようやく解消される見通しとなった。
千葉ロッテマリーンズの春季キャンプでもこうした対策が課題も。ただ、補助事業で改修したため屋根設置工事の補助メニューがなかったが、2019年度に新設された「沖縄振興特定事業推進費」の枠組みで申請が認められた。
同推進費は県を通さず、国が直接市町村に補助でき、国が事業費の8割を補助するもの。13日の臨時議会で屋根整備の基本・実施設計の委託料4372万円が可決された。
市都市建設課によると、11月中に入札。24年度に設計業務を完了させ、そのまま工事に入る予定。工事を含めた総事業費は約2億9200万円。工事費も同推進費を活用する。
市は「膜屋根」を採用する考え。太陽光、熱、雨、台風など自然環境に耐える「耐候性」の高い屋根を整備する。耐用年数は30年以上という。冬場は太陽の位置がバックスクリーン側に傾くため、遮光を考慮しながら設計を行う。
球場の客席は8000人。このうち内野のベンチ席は2200席。屋根は内野ベンチ部分に設置する。工事は土日など利用に配慮したスケジュールで進める。
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