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全国的にガソリン価格の高騰が続いている…

 全国的にガソリン価格の高騰が続いている。全国の4日時点の平均価格は、レギュラー1㍑当たり186・5円で、最高値を更新したと報じられている。石垣市では5日時点で204円と200円を超え、離島はさらに高いことが想定される▼ガソリン価格高騰の主要因は円安による原油調達価格の上昇。日米の金利差拡大を受け、円安基調が続いており、調達価格の低下は見通せない▼国はガソリン価格抑制に向け、石油元売りに対し9月末までの期限付きで補助金を交付し、引き下げを図ってきたが、価格上昇を受け、7日から補助を拡充。10月中には1㍑175円程度の水準に抑えられる見通しだという▼先日、JAF(日本自動車連盟)が国に①ガソリン税等に上乗せされ続けている「当分の間税率」の廃止②二重課税の解消―を求める声明を出した。根本的な問題解決を指摘したのだ▼当分の間税は、当初の道路特定財源の一般財源化以降も続いているもので、1㍑185・6円の場合、25・1円。さらに、ガソリン税と当分の間税率を課した上に課される10%の消費税は16・9円という▼車が無いと生活が成り立たない離島は、ガソリン価格の高騰は生活に直結する問題だ。小売価格に直結しない元売りへの補助でなく、税率の見直しが求められる。(下野宏一)

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