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JTA 台北チャーター便 国際線ターミナル、9月に初利用

石垣―台北間の国際チャーター便運航に使用される同型の機材(JTA提供)

石垣―台北間の国際チャーター便運航に使用される同型の機材(JTA提供)

石垣―台北間の国際チャーター便運航を発表するJTAの野口望社長=7日午後、石垣市役所庁議室

海外客取り込みに期待 新石垣空港

 日本トランスオーシャン航空(JTA)は7日、石垣―台北(桃園)間の国際チャーター便を運航すると発表した。9月28日と10月1日に2往復4便を設定し、日台双方のツアーで活用する。同社によると、南ぬ島石垣空港の国際線旅客ターミナルを利用しての国際チャーター便は、国内の航空会社としては初めて。同日、市役所で会見した同社の野口望社長は「石垣市や八重山の人に、この機会に気軽な海外旅行を検討してほしい」と呼びかけた。

 運航スケジュールは、9月28日の台北行きが石垣を午前9時に出発し、午前9時(現地時間)着。石垣行きは午前10時30分(現地時間)に台北を出発し、午後0時30分に到着する。

 10月1日の台北行きは石垣を午後1時35分に出発し、午後1時35分(現地時間)着。石垣行きは午後2時45分(現地時間)に台北を出発し、午後4時45分に到着する。

 機材は165席を備えるボーイング737―800を使用する。

 石垣発のツアーは中央ツーリスト、沖縄ツーリスト、国際旅行社が8月10日から発売。宿泊付きのフリープランは9万円台から、観光付きプランは12万円台からとなっている。台北発のプランは現地旅行会社が担当する。

 同社では、回復傾向にある海外からの観光客を取り込もうと今年6月、3年半ぶりに台湾と那覇を結ぶチャーター便を運航。ほぼ満席状態と好評を博し、インバウンドの盛り上がりに期待を寄せている。

 一方で、南ぬ島石垣空港は、人手不足から保安検査員など国際線の受け入れ態勢が整わず、昨年3月に工事が完了した国際線旅客ターミナルの本格的な活用がいまだにできない状態となっている。

 市はハローワーク八重山と協力して保安検査員の仕事紹介などを行っているが、人手不足解消には至っておらず、国際線定期便再開のめどは立っていない。

  • タグ: 石垣―台北の国際チャーター便日本トランスオーシャン航空
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