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石垣市納税課作成の市税滞納者差し押さえ

 石垣市納税課作成の市税滞納者差し押さえ名簿の外部流出は、報道機関の取材がなければ表沙汰にならなかった可能性があった▼なぜなら、12日午前に流出しているのに、報道各社から事実確認を求められた18日午後3時ごろまで、納税課はその事実を知らなかったというのだから▼それから約1時間後の18日午後4時ごろ。納税課長らが「本人(担当者)から事実確認をした」として説明した際、担当者はファクスのアドレス帳に登録されている県内金融機関預金取引調査センターのボタンしか押していないと説明していた▼ところが翌日、同センターへの送信にエラーがあったことから、11日に別案件で送信した企業の履歴番号に誤送信したと記者会見で説明した。その企業とは本島の不動産業者である。誤送信されたとする文書への問い合わせなどの連絡も発信元の納税課にはなかった▼会見では再発防止策として、宛先がわかるアドレス帳のみを使用し、履歴を使用しないことを徹底するとした▼市の個人情報取り扱いへの信頼を揺るがす重大な事案である。直前ではなく、なぜ前日の履歴番号を押すという間違いが起きたのか。前日に履歴のあった不動産業者にどのような公文書を送っていたのか。再発防止策は履歴を使用ないことの徹底だけでいいのか。(比嘉盛友)

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