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1970年代に登場したというカラオケは…

 1970年代に登場したというカラオケは、専用機材に登録されている曲を選び、マイクを通して歌う娯楽。本来は「聴くもの」だった歌謡曲が「歌うもの」になった▼おもしろいことに歌が上手な人も、へたな人もカラオケに行く。歌唱力の良しあしではなく、みんなで楽しむことが魅力らしい。個人的にはカラオケが苦手で「行くか」と言われると二の足を踏む。ただ、社会人の飲み会で「次はカラオケだ」といった流れが確かにあって避けて通れない▼一応、カラオケを乗り切るテクニックはある。一緒に行く人に50代~60代がいる場合は井上陽水を歌う。陽水さんの歌はだいたいの人が聴いてくれる。既婚女性がいたら「感謝知らずの女」で失笑させてやろう▼替え歌を披露するなら「傘がない」がいい。ローテンポなので即興でも合わせやすい。「新聞の片隅に書いていた」という部分は「八重山毎日新聞の片隅に書いていた」とでも歌えば高評価か▼梅雨が明けると夏がやってくる。「少年時代」を歌いたくなっても、がまんがまん。誰かが歌おうとしているかもしれない。空気を読む。これを忘れてはならない▼制度的な新型コロナ禍が終わり、低迷したカラオケ人気も復活することだろう。歌が苦手な人はカラオケ戦略を考えて新たな自分を見いだそう。(玉津盛昭)

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